【米CNNが火打山 高谷池を日本の美しい場所31選のひとつに選んだ】
という記事が載っていた。

高谷池(こうやいけ)は火打山登山の際におとづれる標高2100mの湿地帯。
三角屋根が印象的な山小屋:高谷池ヒュッテもあり、頂上に進むアプローチで
花と池塘の「天狗の庭」という大変美しい景色が広がっている所で知られている。
こうした記事によって、広く知られてここに足を運ぶ方も増えるのではないかと思うし、
笹ヶ峰登山口から木道を歩き、急登の十二曲りから富士見平を経て、小屋に近づいて
行く様子や「天狗の庭」では、雄大な自然のふところに抱かれる不思議な高揚感を
味わえるのではないかと思う。
記事を読みながら、登った当時のことを思い出した。
まだ山グッズもそろえていない頃のことで、日帰りにしてはザックも40Lくらいの
もので「小屋泊まりですか?」とすれ違う人に聞かれた。
迷彩柄の綿パンをはいていたら、「富士見平」で休んでいる方に
「おたく、自衛隊員ですか?」と聞かれた。
「天狗の庭」でもあまりに綺麗な景色の中にぽつんとひとりだったので、上を向いたり
左右見渡して歩いていると木道からはみ出して片足を水の中に突っ込んでしまった。
ヘロヘロになってようやく頂上だ~。と思っていたら、降りてきたおばちゃんに
「ほら、頂上だよ」と言われた。向こうは親切に言ってくれて励まそうとしたんだろうけど
苦労の末に見る頂上碑を楽しみにしていたのでなんだか急にがっかりした思い出がある。
「また行ってみたいなぁ」とも思うが、やはり今は未踏の山の方が興味あるかなぁ。